「謎の黒い点が現れては消えて、なんだか目がチカチカする」でおなじみ「ヘルマングリッド(ハーマン格子)」のパワポでの簡単な作り方です。(慣れると)30秒から1分くらいでできます。完成版のパワーポイントファイルも用意しています。心理学の授業用教材にするなど、ご自由にお使いください。
作り方の動画
作り方の動画です。作り方と合わせて、ゆっくり見ながらのんびり作業してみてください。PC環境からご覧の場合、動画右下の「︙」から再生速度が変えられます。
作り方
- 図形→基本図形→正方形/長方形を選択します。
- Shiftキーを押しながら、マウスをドラッグして縦横比を1対1のまま拡大し、正方形を描画します。
- 図形を選択して「図形の塗りつぶし」を「黒」にします。
- 図形を選択して⌘(WindowsはCtrlキー)とDを何度か押して、図形を複製します。
- 一番上と下に図形の間の縦の距離を調整します(一番下の図形を下の方に移動します)。
- すべての図形を選択して(⌘(WindowsはCtrlキー)とAを押すと早いです)、「整列」から「左右中央揃え」と「上下に整列」し、グループ化します。
- 図形と図形の間に隙間ができるようにします。隙間ができなければ、一番下の図形の位置をさらに移動したり、一部削除した後「上下に整列」して調整してください。
- 「6でグループ化した図形」を⌘(WindowsはCtrlキー)とDを押して図形を複製します。
- 複製した図形を90°回転させて、⌘(WindowsはCtrlキー)とDを何度か押して、図形を複製します(「4」と同じ回数複製します)。
- 複製した図形の左側の正方形をそれぞれを「6でグループ化した図形」の各正方形に重ね合わせると完成です。
- 「8」と「9」の工程は、⌘(WindowsはCtrlキー)とShiftとDを押しながら、マウスで下にドラッグし、複製したものを選択したのち、さらに複製しながら「6でグループ化した図形」の各正方形に重ね合わせていくと早く行えます。
- お好みに応じて「6でグループ化した図形」を削除したり、一部の正方形の削除してください。
配布ファイル
作った画像とPowerPointファイルを以下に置きます。ご自由にお使いください(利用規約の範囲内で)。
文献情報
以下、文献情報と論文へのリンクです。
Hermann, L. (1870). Eine Erscheinung simultanen Contrastes. Pflüger, Arch. 3, 13–15.
https://link.springer.com/article/10.1007/BF01855743