「カフェウォール錯視」の簡単な作り方(パワポ)

パワポでつくる

「ジグザグしている」でおなじみ「カフェウォール錯視」と「ミュンスターベルク錯視」のパワポでの簡単な作り方です。(慣れると)1〜2分でできます。完成版のパワーポイントファイルも用意しています。心理学の授業用教材にするなど、ご自由にお使いください。

作り方の動画

作り方の動画です。作り方と合わせて、ゆっくり見ながらのんびり作業してみてください。PC環境からご覧の場合、動画右下の「︙」から再生速度が変えられます。

作り方

  1. 図形→基本図形→正方形/長方形を選択します。
  2. Shiftキーを押しながら、マウスをドラッグして縦横比を1対1のまま拡大し、正方形を描画します(3cm×3cm程度の大きめサイズがおすすめです)。
  3. 図形を選択して「図形の塗りつぶし」を「黒」、「図形の枠線」を「枠線なし」にします。
  4. 図形を選択して⌘(WindowsはCtrlキー)とDを押して、複製します。
  5. 「複製した図」の左面を「複製元の図」の右面をピッタリと配置させます(ガイド線に従って移動すると楽です)。
  6. 「複製した図」の「図形の塗りつぶし」を「白」にします。
  7. すべての図形を選択して、⌘(WindowsはCtrlキー)とDを押して複製し、そのまま選択された状態で「複製した図」の左面を「複製元の図」の右面をピッタリと配置させます。(この工程はお好みの回数繰り返してください)
  8. 右端(左端でもよい)の正方形を選択し、幅を狭くします(1/3くらい)。
  9. すべての図形を選択してグループ化し、⌘(WindowsはCtrlキー)とDを押して複製します。
  10. 「複製した図」を選択して、「回転」から「左右反転」します。
  11. すべての図形を選択して、⌘(WindowsはCtrlキー)とDを押して複製します。
  12. すべての図形を選択して、「整列」から「左右中央揃え」と「上下に整列」をして、グループ化します。
    • 図形と図形の間に隙間ができるようにします。隙間ができなければ、一番下の図形の位置をさらに移動したり、一部削除した後「上下に整列」して調整してください。
  13. 図形→基本図形→正方形/長方形を選択し、長方形を作成します。マウスをドラッグして「12でグループ化した図形」の前面にサイズがピッタリ合うように重ね合わせてください。(ガイド線に従って調整してください)
  14. 「13で作成した長方形」の「図形の塗りつぶし」を「灰色」(「黒」にすると「ミュンスターベルク錯視」が作れます)、「図形の枠線」を「枠線なし」にし、「オブジェクトの並べ替え」から「最背面に移動」します。
  15. すべての図形を選択し、グループ化して完成です。
    • ここからさらに図形を縮小して複製し、同じ色に正方形に一部を重ね合わせていくと正方形が小さくした、大きなカフェウォール錯視図形を作ることができます。

配布ファイル

作った画像とPowerPointファイルを以下に置きます。ご自由にお使いください(利用規約の範囲内で)。

文献情報

以下、文献情報と論文へのリンクです。

Gregory, R. L. and Heard, P. (1979). Border locking and the Café Wall illusion. Perception, 8, 365-380.
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1068/p080365?casa_token=7VHU_6tjD54AAAAA:zom074kkWBWdAa4WqrxKc010LvWu7D44XVZ2FE66SwUOkDcv6QvVPJCf77BNL_ewJI4CTEj5Kd7g

Münsterberg, H. (1897). Die verschobene Schachbrettfigur. Zeitschrift für Psychologie und Physiologie der Sinnesorgane, 15, 184-188.
https://echo.mpiwg-berlin.mpg.de/ECHOdocuView?url=/permanent/vlp/lit30214/index.meta&pn=1

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管理者

認知心理学・認知神経科学を専門とする博士の人です。
超多忙な教員の方々の授業準備の負担軽減を目指して、
教材の簡単な作り方を紹介したり、作ったものを配布しています。
また、心理学・神経科学の大丈夫な情報をお届けします。

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