「ヘリング錯視」の簡単な作り方(パワポ)

パワポでつくる

「線がたくさんあるし何かゆがんでるところがある」でおなじみヘリング錯視のパワポでの簡単な作り方です。(慣れると)2〜3分くらいでできます。完成版のパワーポイントファイルも用意しています。心理学の授業用教材にするなど、ご自由にお使いください。

作り方の動画

作り方の動画です。作り方と合わせて、ゆっくり見ながらのんびり作業してみてください。PC環境からご覧の場合、動画右下の「︙」から再生速度が変えられます。

作り方

  1. 「図形」→「線」→「線」を選択して、縦線を描画します(長さや色、太さはお好みで)。
  2. 描画した線を選択して⌘(WindowsはCtrlキー)とDを押して、図形をたくさん複製します。(見本画像では18本増産しました。複製元と合わせて合計19本描画しています。
  3. 複製した図形を一つずつ選択して、「図形の書式設定」→「サイズ」→「回転」から90°以下の数値を等間隔で設定してゆきます(見本画像では90°から5°まで5°刻みでそれぞれ設定しました)。
  4. 「0°(最初に作った線)」と「90°」の線以外を選択して、⌘(WindowsはCtrlキー)とDを押して複製し、「整列」→「回転」→「左右反転」をします。
  5. すべての図形を選択して(⌘(WindowsはCtrlキー)とAを押すと楽です)、「整列」から「左右中央揃え」と「上下中央揃え」をします。(お好みに応じて線を追加したり、削除してください。グループ化しておくと安心です)
  6. 「図形」→「線」→「線」を選択して、横線を描画します(長さは「1」より長めに、色、太さは「1」とは異なるものにしてください)。(縦でも斜めでもよいです)
  7. 「6で作成した横線」を選択して、⌘(WindowsはCtrlキー)とShiftキーとDキーを押しながらマウスを下にドラッグして複製します。(「6」との間の高さはお好みで調整してください)
  8. 「6」と「7」で作成した横線を選択して、グループ化します。
  9. すべての図形を選択して、「整列」から「上下中央揃え」をすると完成です。

配布ファイル

作った図形の画像とPowerPointファイルを以下に置きます。ご自由にお使いください(利用規約の範囲内で)。

文献情報

以下、文献情報とリンクです。ドイツ語です。

Hering, E. 1861. Beiträge zur Physiologie. I. Zur Lehre vom Ortssinne der Netzhaut. Leipzig: Engelmann.
https://books.google.co.jp/books?hl=ja&lr=lang_ja%7Clang_en&id=wxPMkbe_0SEC&oi=fnd&pg=PP33&ots=aXmLOnSebi&sig=C3RjVeUuB1SvIOjW-nRYw0tjdeU&redir_esc=y#v=onepage&q&f=false

パワポでつくる教材錯視
フォローする
管理者

認知心理学・認知神経科学を専門とする博士の人です。
超多忙な教員の方々の授業準備の負担軽減を目指して、
教材の簡単な作り方を紹介したり、作ったものを配布しています。
また、心理学・神経科学の大丈夫な情報をお届けします。

フォローする
心理学の教材
タイトルとURLをコピーしました