「ツェルナー錯視」の簡単な作り方(パワポ)

パワポでつくる

「ジグザグしている」でおなじみ「ツェルナー錯視」をパワポで簡単に作る方法です。(慣れると)1〜2分くらいでできます。(錯視量を最大化する角度などは各自でお調べください)。完成版のパワーポイントファイルも用意しています。心理学の授業用教材にするなど、ご自由にお使いください。

作り方の動画

作り方の動画です。作り方と合わせて、ゆっくり見ながらのんびり作業してみてください。PC環境からご覧の場合、動画右下の「︙」から再生速度が変えられます。

作り方

  1. 「図形」→「線」→「線」を選択し、縦の線を描画します(色や太さはお好みで変えてください)
  2. 「作成した線」を選択して⌘(WindowsはCtrlキー)とDを押して、お好みの数を複製します。
  3. 右端(あるいは左端)の線の横位置を調整します(左側に寄せるか右側に寄せるか)。
  4. 作成した線をすべて選択して、「図の書式設定」→「回転」から角度を調整します(ここでは65°とします)。
  5. 作成した線をすべて選択して、「整列」から「左右に整列」します。
  6. 「図形」→「線」→「線」を選択し、横の線を描画します(1と同じ色と太さ)。
  7. 作成したすべての線を選択して、「整列」→「上下中央揃え」をします。
  8. 横線の長さを調整し、すべての線をグループ化します。
  9. 「グループ化した図形」を選択して⌘(WindowsはCtrlキー)とDを押して複製し、「整列」→「回転」→「左右反転」します。
  10. 「複製元の図形」と「左右反転した図形」を選択して、⌘(WindowsはCtrlキー)とDを押して複製します。
  11. すべての図形を選択して、「整列」→「左右中央揃え」をした後、「整列」→「上下に整列」して完成です。

配布ファイル

作った図形の画像とPowerPointファイルを以下に置きます。ご自由にお使いください(利用規約の範囲内で)。

文献情報

以下、文献情報と論文へのリンクです。ドイツ語です。。

Zöllner, F. (1860) Über eine neue Art von Pseudoskopie und ihre Beziehungen zu den von Plateau und Oppel beschriebenen Bewegungsphänomenen. Annalen der Physik und Chemie, 110, 500–523.
https://www.semanticscholar.org/paper/Ueber-eine-neue-Art-von-Pseudoskopie-und-ihre-zu-Z%C3%B6llner/99479bed05eede2ed43177341c862b4b1681a8bf

パワポでつくる教材錯視
フォローする
管理者

認知心理学・認知神経科学を専門とする博士の人です。
超多忙な教員の方々の授業準備の負担軽減を目指して、
教材の簡単な作り方を紹介したり、作ったものを配布しています。
また、心理学・神経科学の大丈夫な情報をお届けします。

フォローする
心理学の教材
タイトルとURLをコピーしました