心理学実験用に、ミュラー・リヤー錯視の刺激図形を作りました。
標準刺激の長さは10cm、 比較刺激の矢羽の長さは3cmです。狭角は、60°、120°、180°、240°、300°の5種類があります。
illustratorでちまちま作業して印刷し、製図用のものさしできちんと測ったのでおそらく正確かと思います。が、手違いがあるやもしれませんので、内容を確認・修正してお使いください。illustratorの編集機能は保持しております。
大量に印刷することを踏まえて、3枚に収まるように標準刺激と比較刺激を入れています。そのため、刺激の紙自体が細長くなり、それ自体に錯視効果が生じるものになっているかもしれません。色々余裕のある方は、標準刺激と比較刺激それぞれの幅を広くしてお使いください。
配布ファイル
PDFファイルを下記に置きましたので、どうぞご自由にお使いください(利用規約の範囲内で)。
作り方
- 特厚め(0.2mmくらい)のA4用紙に用意し、Postscriptプリンタで印刷してください。
- 破線を切り取ってください(比較刺激の間隔の広い破線はそのまま)。
- 「標準刺激の裏に定規が書いた紙」を糊付けしてください。
- 最後に、比較刺激の間隔の広い破線を外側にしっかり折れば、実験刺激の完成です。
注意点
Postscript未対応のプリンタだと長さが1cmほど変わるようなので、近くにない場合はキンコーズなどで印刷するとよいかもしれません。
管理人は、OKIdataの「C610dn2」で印刷しました。
※厳密な錯視量を求めず、条件間の相対的な差を見たい場合は、どんなプリンタで印刷しても問題なしです。
文字が透けないようにしたい場合、厚めの用紙に片面印刷して2枚重ねにしたほうが無難です。
さらに、間に何枚か厚紙や黒い紙を挟んでおくと、不透明さと丈夫さを兼ね備えナイスな刺激が出来上がります。
ちなみに管理人は、コクヨ カラーレーザー&カラーコピー用紙 厚紙用紙 A4 100枚 LBP-F31(0.215mm) を使って印刷しましたが、
長門屋商店 撥水紙 【ウォーターリペレント】 ナ-WR201 A4 厚口 100枚 を使って水に強く長寿命なものをつくるのもよいかもしれません。
もしくは、幅広の透明テープでコーティングすると手持ちによる被害を防げ、長持ちさせられるかもしれません。