「イメージ中、眉間にシワが寄りがち」でおなじみ「心的回転(メンタルローテーション)(Shepard & Metzler, 1971)」説明用の立体ブロック(3D)をBlenderで作り、パワーポイントに埋め込みました。パワーポイント(PowerPoint2019以降)の3Dモデル機能を使うと、自由に回転方向・角度が変えられます。心理学の授業用教材として、説明スライドや簡易実験でお使いください。
使い方
3Dモデルの回転方向調整
- 3Dモデルを選択し、「3Dモデル」タブをクリックします。
- 「書式ウィンドウ」をクリックし、モデルの回転を変更します。
- 3Dモデルを選択し、右クリックから「図として保存」を選択して、SVG(ベクターデータ)で保存しておくと縮小拡大しても荒れない画像として利用できます。
3Dモデルのアニメーション設定
- 3Dモデルを選択し、「アニメーション」タブをクリックします。
- 「強調効果」の3Dから「ターンテーブル」をクリックします。
- 「効果の方向」から「方向」を「左・右・上・下・時計回り・反時計回り」のいずれか、「回転数」を「オブジェクトの中央」に変更します。
- 「アニメーションウィンドウ」をクリックし、アニメーションウィンドウ内で、当該オブジェクトを選択します。
- 効果オプションのプロパティから、回転角度を設定します。
配布ファイル
作った図形の画像とPowerPointファイルを以下に置きます。何パターンか作っていますので、適当に組み合わせて、ご自由にお使いください(利用規約の範囲内で)。
文献情報
以下、文献情報とリンクです。
Shepard, R., & Metzler, J. (1971). Mental Rotation of Three-Dimensional Objects. Science, 171, 701-703.
https://www.semanticscholar.org/paper/Mental-Rotation-of-Three-Dimensional-Objects-Shepard-Metzler/5add6f4067e415a6dc76c025da3d49a6524a87c0
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